概略

本作はプロジェクターを内蔵した屋台型の映像投影装置。映像は屋台天井に取り付けられた大きな反射板で空間的に投影される。どこからかやってきた紙芝居屋のような上映空間は、映像を鑑賞する人々も含めて物語的で舞台空間のようでもある。スクリーンの中と外を分けるのではなく、アニメーションの世界と現実の風景が重なり合いながら、全体としてひとつの物語的な世界が結実する劇場空間を作り出したい。

プロフィール

重田 佑介 (SHIGETA Yusuke)
1981年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科修了。驚き盤やゾートロープなど装置や原理を含めた広義なアニメーションへの興味からメディアアート領域で活動。フィルムの登場によって、原始アニメーションの持っていた装置(メディア)と映像(コンテンツ)の2面性が切り離されたと考え、古典アニメーション的な立場から、映像とその外側にある装置や空間を横断的に体験するアニメーション作品を制作。
http://www.shigetayusuke.com

Zennyan
1984年、千葉県生まれ。東京藝術大学美術研究科工芸専攻修了。日本の伝統工芸や現代美術を学んだ後、コンピューターゲームの制作過程や美観に魅せられ、ピクセルアート制作を開始。ゲームのキャラクターや背景、UI、アニメーション等の制作を行う傍ら、個人的なアート作品として、デジタル表現の中にアナログ絵画が持つ身体性や偶発性を取り込み、ピクセルアートの新たな可能性を模索。
https://zennyan.wixsite.com/zennyan/