令和4年度(2022年度)

採択企画・採択者

国内クリエイター創作支援プログラム

アドバイザー

タナカ カツキ

マンガ家

京都精華大学デザイン学科ビジュアルデザイン専攻卒業。在学中の1985年にマンガ家デビュー。著書には『オッス!トン子ちゃん』、『サ道』、天久聖一との共著『バカドリル』など。その他映像作品等も多数手がけ、アーティスト、アートディレクターとして幅広く活動。カプセルトイ「コップのフチ子」の生みの親でもある。

森 まさあき

アニメーション作家/東京造形大学名誉教授

1955年静岡県生まれ。中央大学商学部会計学科在学時代より独学で始めた8mmフィルムによるコマ撮り自主作品で注目され、アニメ道にハマる。1980年(株)アニメーションスタッフルームに入社、セルアニメから初期のCG、モーションコントロールを使った数多くの特殊撮影のCM映像などを手掛けるが、手作りのクレイアニメに目覚め1990年に独立。(有)モリクラフトアニメーションを設立。とんねるずのみなさんのおかげです『ガラガラヘビがやってくる』『がじゃいも』など多くのクレイアニメ作品を生み出す。2005年より東京造形大学にてアニメーションの教育指導に励む。

森田 菜絵

企画・プロデューサー/株式会社マアルト

2000年より、個人クリエイターの発掘・育成をテーマにしたNHK「デジタル・スタジアム」等のテレビ番組制作ディレクターを経て、日本科学未来館において先端科学を伝えるプラネタリウムや展示映像、イベントの企画・プロデュースに従事。主な担当作に『暗やみの色』『BIRTHDAY』『夜はやさしい』『9次元からきた男』など。2010年、文化庁・新進芸術家海外研修制度(メディア芸術)により渡蘭、V2_Institute for the Unstable Mediaにて研修。2012年に帰国後、株式会社マアルトを設立。現在は、実験物理学者・中谷宇吉郎に関するアーカイブや企画、花火をテーマにしたプラネタリウム作品『ハナビリウム』など、サイエンス&アート分野のさまざまなプロジェクトに携わっている。

山川 冬樹

美術家/ホーメイ歌手

1973年ロンドン生まれ。自らの声・身体を媒体に視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽/現代美術/舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスや、南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」を得意とし、国内外のノイズ/即興音楽シーン、音楽フェスなど、ジャンルを横断しながらパフォーマンスを行う。現代美術の分野では、『The Voice-over』(1997〜2008/東京都現代美術館蔵)、『「パ」日誌メント』(2011〜現在)などを発表。ハンセン病療養所でのフィールドワークや、帰還困難区域での長期的な取組み(グランギニョル未来として)を継続的に展開。2015年横浜文化賞 文化・芸術奨励賞受賞。

山本 加奈

編集/ライター/プロデューサー

世界最大級のデジタル・フィルム・フェスティバル「RESFEST」のディレクターを経て、映像業界のバイブル的ウェブマガジン「white-screen.jp」を企業内起業し運営兼編集長を務める。2017年11月より映像カルチャーを紹介する「NEWREEL.JP」を創設。伊藤ガビン氏とともに編集長に就任。ほか、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。これまで行ったインタビューは500人を優に超える。グローバルクリエイティブイベント「THU」Japan日本プロデューサー、パリ発のモーショングラフィックスの祭典「Motion Plus Design」日本を兼任。ヨガ雑誌のライターとしても活動する。

キュレーター等海外派遣プログラム

アドバイザー

筧 康明

東京大学 大学院情報学環 教授

インタラクティブメディア研究者/アーティスト。博士(学際情報学)。慶應義塾大学、plaplax等での活動を経て、現在は東京大学大学院情報学環教授を務める。物理素材や環境の特性を基点とするフィジカルインタフェース研究や作品制作、インタラクションデザインに取り組む。その成果は、CHI、UIST、SIGGRAPH等の工学分野の国際会議、Ars Electronica、文化庁メディア芸術祭等のフェスティバルや展覧会にて発表され、受賞も多数。

畠中 実

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員

1968年生まれ。1996年の開館準備よりICCに携わる。2000年の「サウンド・アート― 音というメディア」展以降、多くの展覧会を手がける。近年の企画は「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」(2017年)、「多層世界の歩き方」(2022年)。ほか、個展企画も多数行なっている。美術および音楽批評。『メディア・アート原論』(久保田晃弘との共編著、フィルムアート社、2018年)