概略

この数年、人工知能(AI)の開発が格段に進み、今まで電気的に不可能であった自動作曲、機械が考える音楽がプログラミングにより可能になりつつある。本プロジェクトは、作曲家レイモンド・スコット(1908年-1994年/米国)が晩年に手掛けていた未完成の自動作曲装置『エレクトロニウム』をソフトウェア上で実装し、多くの人が人工知能との対話やコラボレーションを楽しむプラットフォームを構築する。

代表者プロフィール

スズキユウリ
1980年、東京都生まれ、ロンドン在住。サウンド・アーティスト、エレクトロニック・ミュージシャン。1999年から2005年にかけ、アートユニット「明和電機」のアシスタントワークを経て、2005年に文化庁新進芸術家海外研修制度により渡英。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(英国)に進学し、以降、音と人間の関係を問う作品を制作。テート・ギャラリー・ロンドン(英国)、ムダム・ルクセンブルグ(ルクセンブルク)、ナム・ジュン・パイク・アートセンター(韓国)など、世界中で作品を展示。2014年に『OTOTO』『カラー・チェーサー』がニューヨーク近代美術館(米国)のパーマネントコレクションとなった。
http://yurisuzuki.com