概略

主体としての「私たち」の延長線上にある風土。遥かなる時を経て培った精神構造、思考、文化。科学技術によりうつろう存在とそのおもかげ。うつろいにより、失われるものとは?また、新たに生まれる存在や現象は?同じ対象を機械が眺めたとき、人が身体と心を通して認知するモノの形や色とは異なる存在へと移り変わる。現代の複製技術を用い、神聖なモノの存在を問い、思考の型として時を流れてきた「私たち」の文化を再考する。

プロフィール

1985年、北海道生まれ。2004-2009年、東京で撮影業務に従事。2010年に渡英、人文科学、建築の分野を学ぶ。2014年より、主として3Dスキャニング技術を用いた作品制作を行うScanLAB Projects(ロンドン)に参加し、考古学者、エンジニア、舞踊家、現代アーティストなど、世界各地で様々な分野の人々と協働。2020年より北海道を拠点に活動。
https://www.somasato.com