概略

静止していたものが動いて見えたとき、なにか魂のようなものが宿ったような生命感を感じる。ソーマトロープといった初期の映像装置から、偉大な先人たちは連続して変化する静止画像を高速に切り替えることで動いて見える方法を発明し、多種多様な生命感を生み出した。今回の企画では先人たちに未だ試されていない動画を生成する方法で、もうひとつの動画としての可能性とそこから生まれる生命感を探る。

プロフィール

1984年、岐阜県生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。先端のテクノロジーと古くから存在する手法やメディアを組み合わせて、目に見えない繋がりや関係性を捉えた作品を展開中。代表作に時間の彫刻『toki -』シリーズ。主な展示会にArs Electronica Export(ドイツ)やSXSW ART PROGRAM(アメリカ)など。国立メディア博物館(イギリス)にてパブリックコレクションとして自作が収蔵されている。
http://akinorigoto.tumblr.com

文化庁メディア芸術祭での受賞・選出歴

第20回アート部門審査委員会推薦作品『toki -』