岡山にいる小松さんと、アドバイザーのタナカカツキ氏、三上晴子氏がスカイプによる面談を行いました。

前回の面談では、大型のファンを使用してオブジェを浮遊させる実験を行なっていることが小松さんから報告されていましたが、今回はその実験結果が報告されました。

小松さんによると、大型で強い風量のファンを用いることで、大きく、様々な形状オブジェも浮遊させることができるということですが、大型のファンは風のコントロールが小型のものより難しいため、装置自体を高くして風を安定させる必要があるそうです。現状、大型のファンは電圧の調整が難しいため、小松さんの過去の作品『Air’s song』を参考に、ファンの出力は固定したまま装置のフタの開閉をサーボモーターを用いて調整することで、風量をコントロールすることが検討されています。また、浮遊するオブジェそのものを、太陽電池を用いてコントロールすることに関しては技術的な問題があるため、風の制御とオブジェの形状と構造のバランスによって表現の幅を拡げていく予定です。

タナカ氏からは、ファンの稼動時の音量が大きすぎるため、それを解決する方法を模索すべきとの指摘がありました。また、三上氏からは、今までの作品との違いをどのようにみせていくかについて検討していくべきだとのアドバイスがありました。

2月9日に行われる成果プレゼンテーションの前に進捗を一度報告することを確認し、面談は終了しました。