文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業とは

文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業は、若手クリエイターの創作活動を支援することにより、次世代のメディア芸術分野を担うクリエイターの水準向上を図るとともに育成環境を整備します。また、メディア芸術分野における国内外のクリエイター同士の交流を推進し、交流機会を通じた国内クリエイターの育成を促し、その成果を国内外に広く発信することで、我が国メディア芸術水準の向上と発展に資することを目的としています。

【国内クリエイター創作支援プログラム】は、5年以上の活動歴を有する、または、これまでに国内外で顕彰等の受賞歴がある概ね40代までのクリエイターを対象に、メディア芸術分野での新しい作品創作の企画を募り、専門家からのアドバイスや技術提供をはじめとした育成支援、他のクリエイターとの交流支援、成果発表の機会の提供や制作費など、選出された企画の具体化を様々な形で支援します。

【国内クリエイター発表支援プログラム】は、3年以上の活動歴を有する概ね40代までのクリエイターを対象に、メディア芸術分野の作品の発表企画を募り、専門家からのアドバイスの機会の提供や、発表に係る経費など、国内外およびオンライン公開等での発表機会を支援します。

これまでの採択企画

国内クリエイター創作支援プログラムでは 、平成23年度(2011年度)から令和4年度(2022年度)まで計80組の企画を採択してきました。本事業の支援を受けて制作された作品は、世界的なアートフェスティバルやフィルムフェスティバル等で受賞・展示・上映される等、国内外で高い評価を得ています。

キュレーター等海外派遣プログラムでは、令和3年度(2021年度)および令和4年度(2022年度)に各1名の採択者を海外派遣し、実地研修を行いました。

海外クリエイター招へいプログラムでは、平成28年度(2016年度)から令和元年度(2019年度)まで計12名の海外クリエイターを招へいし、国内において滞在し、調査・研修・交流・創作等を行いました。

アドバイザー

メディア芸術分野において作品に応じた適切な評価・アドバイスができる識者をアドバイザーとして設置します。選考によって採択された企画に対し、作品の制作および発表機会に関するアドバイスを通して、採択されたクリエイターを次のステップへと育成・支援します。