プログラムについて

文化庁メディア芸術祭において受賞作品や審査委員会推薦作品に選ばれた国内クリエイターの創作活動を推進する育成支援プログラムを実施しています。受賞・推薦作品に選出された経歴を持つクリエイター・アーティスト等を代表とした個人、および団体(制作チームやプロジェクト)を対象に、広く新しい作品の企画を募り、専門家からのアドバイスや技術提供をはじめとした育成支援、他のクリエイターとの交流会、成果発表の機会の提供や制作費の支援など、様々な形で選出された企画の具体化を支援します。

概略

メディア芸術分野(インタラクティブアート、映像、ウェブ、ゲーム、アニメーション、マンガ等)の新しい作品制作企画。
※自主制作、商業作品を問いません。

育成支援A(個人)応募者の条件を満たしたクリエイターによる作品企画(支援予算額:上限200万円)

育成支援B(団体)応募者の条件を満たしたクリエイターを代表とした団体による作品企画(支援予算額:上限500万円)

支援内容

レベルアップサポート 企画内容に基づき、アドバイザーをはじめとした様々な専門家からのアドバイスや技術提供の機会を提供します。

発信サポート 取り組んだ企画が今後の発表に繋がるように発信 サポートを行います。本事業のウェブサイトでの発信、成果プレゼンテーション時には企画を紹介するリーフレット(日英)を作成します。
海外クリエイターとの交流 文化庁が招へいし、滞在制作を行う海外クリエイターとの交流の機会を提供します。

制作サポート 企画内容に応じた育成支援。「育成支援A(個人)」の企画への支援費用(資料調査費・材料費等)は200万円を上限とし、「育成支援B(団体)」の企画への支援費用(資料調査費・材料費等)は500万円を上限とします。支援額は提出された企画内容に沿って決定します(決定された支援額を超える場合の超過分については自己負担とします)。

年間スケジュール(予定)

企画募集 2020年9月11日(金)~9月25日(金)
1次選考 2020年9月下旬〜10月上旬
2次選考 2020年10月7日(予定)
選考結果発表 2020年11月上旬(公式ウェブサイト内で発表)

アドバイザーとの面談
初回面談 2020年11月上旬
中間面談 2020年12月中旬
最終面談 2021年2月上旬

成果発表イベント
2021年3月

令和2年度 アドバイザー

磯部 洋子

環境クリエイター/sPods Inc CEO/Spirete株式会社COO/Mistletoe株式会社プロデューサー

既存の枠組みや固定概念を越えて、遊び心ある新しい価値が生まれる環境デザインに取り組む環境クリエイター。ソニー株式会社にて約15年間、PlayStationやWalkmanなどの商品/プラットフォーム企画に従事。教育Techスタートアップ「VIVITA」の事業立ち上げへの参画を経て、2017年よりスタートアップ育成を通じ社会課題の解決を目指すCollective Impact Community「Mistletoe」で、コミュニティ形成やスタートアップ支援に携わる。並行して移動型クリエイションスタジオプロジェクト「sPods」や、大企業からのスタートアップ挑戦を支援するスタートアップスタジオSpirete株式会社、Human Augmentation特化ファンド「15th Rock Ventrures」ベンチャーパートナーなど様々なプロジェクトで活動中。

タナカ カツキ

マンガ家/京都精華大学デザイン学部客員教授

京都精華大学デザイン学科ビジュアルデザイン専攻卒業。在学中の1985年にマンガ家デビュー。著書には『オッス!トン子ちゃん』、『サ道』、天久聖一との共著『バカドリル』など。その他映像作品等も多数手がけ、アーティスト、アートディレクターとして幅広く活動。カプセルトイ「コップのフチ子」の生みの親でもある。

土佐 尚子

芸術家/京都大学大学院総合生存学館アートイノベーション産学共同講座教授

感情・意識・物語・民族性といった人間が歴史の中で行為や文法などの形で蓄えてきた文化を、デジタル映像で表現し、心で感じる「カルチュラル・コンピューティング」を提唱し、作品制作・研究を行う。主な作品にニューヨーク近代美術館コレクションの『An Expression』1993年のArs Electorinicaで招待展示した『ニューロベイビー』、京都五山建仁寺に奉納した『静寂』『雲の上の山水』、MIT Center for Visual StudiesのFellow時代に制作した『ZEN Computer』、ハイスピードカメラを使った『Space Flower』『Genesis』がある。2016年度文化庁文化交流使として指名を受け8カ国10都市を表敬訪問し、NY Times Squareのビルボードで毎夜『Sound of Ikebana』を1ヵ月間上映するなど国際的に活躍している。

山本 加奈

編集/ライター/プロデューサー

世界最大級のデジタル・フィルム・フェスティバル「RESFEST」のディレクターを経て、映像業界のバイブル的ウェブマガジン「white-screen.jp」を企業内起業し運営兼編集長を務める。2017年11月より映像カルチャーを紹介する「NEWREEL.JP」を創設。伊藤ガビン氏とともに編集長に就任。ほか、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。これまで行ったインタビューは500人を優に超える。グローバルクリエイティブイベント「THU」Japan日本プロデューサー、パリ発のモーショングラフィックスの祭典「Motion Plus Design」日本を兼任。ヨガ雑誌のライターとしても活動する。

和田 敏克

アニメーション作家/東京造形大学准教授

1966年福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。1991年電通プロックスに入社。1996年より独自の手法によるアニメーション制作を開始する。プチプチ・アニメ『ビップとバップ』(2000-2005)が国内外のアニメーション映画祭で受賞、入選したほか、川本喜八郎監督『冬の日』(2005)では第2部ドキュメンタリーの構成・演出などを担当。荒井良二原作『スキマの国のポルタ』(2007)が第10回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。ベテランアニメーション作家9人とのアニメーション創作集団「G9+1」も活動中。2011年電通テックを退社。日本アニメーション協会常任理事。日本アニメーション学会理事。