令和5年度のクリエイター育成支援事業で新設された発表支援プログラムは、作品発表の企画を募り、専門家からのアドバイスをはじめとし、他のクリエイターとの交流、発表に係る経費など、国内外およびオンライン公開等での発表機会の実現をサポートするものです。採択された24組のクリエイターは、2023年10月に行われた採択企画プレゼンテーションの後も、それぞれのプロジェクトを進めていきました。2024年2月17日(土)から25日(日)にかけて表参道ヒルズにおいて開催された令和5年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント ENCOUNTERSが閉幕して間もない2月29日(木)、東京都現代美術館の講堂にてクリエイターにより各々の発表成果が伝えられ、アドバイザーからは、活動成果を踏まえた今後の展開などについてもコメントがありました。プレゼンテーションのあとにはクリエイター同士、アドバイザーとの交流の時間も。本レポートでは発表グループごとの5つの動画で当日の様子を紹介します。

日時:2024年2月29日(木)
時間:11:00~16:50
会場:東京都現代美術館 講堂
アドバイザー:金築浩史(展覧会エンジニア)/沓名健一(アニメーター/アニメーション監督/アニメーション研究家)/土佐信道(明和電機代表取締役社長)/森山朋絵(メディア芸術キュレーター/東京都現代美術館学芸員)
※欠席:岡部美紀(独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター国際発信・連携グループリーダー)

《多様性の扉-顔認証と音の知覚による自己の探求-》/小原 開+柴田 莉紗子+丸山 翔哉
《サイバーターン》/柴田一秀(サイバーターン)
《Mid Tide》/古澤 龍
《断層の上で、根拠律の距離/Grounds on Grounds from Grounds》/伊藤 道史
《communicate》/ゑゑ

《一枚物語》/牛島 光太郎
《SIAFスクール「Comicaroidプロジェクト」》/石原 航
《あわいのために》/小林 玲衣奈
《BMXグラフィティ》/塩澄 祥大
《折笠良監督新作短編アニメーション『みじめな奇蹟 Misérable miracle』日本語吹替版制作プロジェクト》/土居 伸彰(ニューディアー)+折笠 良

《Spectacle of Surveillance》/石川 達哉
《Good morning》/寺尾 悠
《メディウムとディメンション:Apparition》/中尾 拓哉+山内 祥太
《左美都》/津田 翔一

《響き煌めく境界線》/佃 優河+猪瀬 暖基+頃安 祐輔(-間-)
《みんなの空間 ~We are what we do~》/tsumichara
《発電する都市と広告の森》/浪川 洪作+永田 一樹
《3つの再創造(Recreate)「プラ継」、「地掌器」、「雲舟」への挑戦》/原田 明夫
《横浜微塵美展》/坂根 大悟+市川 しょうこ

《子どもたちの庭》/宍倉 志信
《起点》/細井 美裕
《まだ見ぬ識閾》/諏訪 葵
《RGB(passing rain)》/近藤 洋平
《ソコノソコ、うちはうち》/中村 恵理

当日の写真

プレゼンテーションのあと、グループごとにアドバイザーとの質疑
発表の画面をみるアドバイザーたち
クリエイター、アドバイザー同士の自由なやりとりが交わされる交流会