概略

本作品は、「店」という形式と、流通する言葉・また声やモノが持つ他者の身体や自己の記憶へ接続するための「穴」を利用して、ポスト・インターネット時代の身体から生まれる「民話」的フィクションをつくる試みである。民話の技術・構造を現代の生活環境・テクノロジー環境に適した状態におきかえ、事実ベースの報道などとは違った観点で情報を伝える現代の「民話的表現」を目指す。

プロフィール

インスタレーション、コンセプチュアルアート、パフォーマンスなどの方法で作品制作を行う。主に既存のサービスやシステムの流用、中古品と自身が執筆したテキストを用いる。「余白」を、今あるものとは「別のやり方」で行うための可能性と考え、「余白」をつくる「余白工事人」と名乗る。2012年よりデザイナーの清水都花と結成した「凡人ユニット」としても活動。