概略

緑の海で繰り広げられる、巨大なサカナとブタの漁師たちの長い戦い。両者の間に張られた8本の釣り糸、それはまるで楽器の弦のように波や泡とぶつかり合いながら豊かな音を奏でる。その響きが終わるところに待つものとは…。「食べる・食べられる」という生き物の根源的な関係を、あえて陰影やライティングを排した浮世絵のようにシンプルなCG表現で描く。アニメーションの原点「色とかたちが動くよろこび」への試み。

プロフィール

大阪大学大学院生物科学専攻修了。在学時からアニメーション、実写短編等を制作。2011年よりフリーのディレクター/アニメーターとして活動。短編映画『日曜大工のすすめ』(2011)が、釜山国際映画祭、クレルモンフェラン国際短編映画祭等で入選/受賞。またアニメーションPV『ake-vono』がJAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)賞を受賞、他。
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