概略

ゾンビ音楽とロボット掃除機を合体させる、動くゾンビ音楽の実現。動くゾンビ音楽は動作によって笛の運指を決定するアルゴリズムが組み込まれており、それによって音が変化していく。複数台のゾンビの音が折り重なって音楽が生まれる。タイトルの『When the Zombies go marching in』は、黒人奴隷が生んだジャズにちなみ、新しい時代の奴隷であるロボットが奏でる音楽として、ゾンビ音楽を打ち立てようという考えから。

※ゾンビ音楽は、安野が2012年より取り組み続けている、非-人間指向のロボット音楽。

プロフィール

© 古泉智浩

1979年生まれの作曲家。日本とブラジルのハーフ。DTMや電子音楽等のコンピュータ音楽とは異なる軸で、人類がテクノロジーと向き合うことをテーマに音楽を作ってきた。代表作に『音楽映画』シリーズ、『サーチエンジン』、『ゾンビ音楽』がある。ゾンビ音楽はこれまでに2枚のアルバムをリリースしており、第7回JFC作曲賞などを受賞している。現在、日本大学芸術学部非常勤講師。
http://zombie.poino.net