概略

ヒトと繊毛虫の一種であるミドリゾウリムシとの間に生じる体内時計の相互作用から時間を表現する装置群と、それらの装置を包括するウェブプラットフォームから時間の表現基盤をつくる取り組み。従来の時計のモデルで表現される時間とは異なり、ヒトとほかの生物との関係性から時間を表現する仕組みを社会実装することで、時計の発明以前にありえたかもしれない、生物相互の時間的共生の構築を試みる。

プロフィール

メディア作家。1996年生まれ。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]メディア表現研究科修了。現在、東京藝術大学 芸術情報センター(AMC)教育研究助手。メディア装置をつくる活動を通じて、生物相互や生物と環境の関係性について考える。生活の中にあっても違和感がないような装置を、それが実際に普及する可能性を念頭において、体験としてある程度持続可能なシステムとともに提示する手法に挑戦する。